無農薬栽培YouTubeなどで話題のニームオイル。害虫駆除が期待できるとか。果たして使えるやつなのか。
ミハナ家のベランダではレモンを始め、苺、ラズベリー、ブラックベリー、スダチ、それからハーブ数種類を栽培しています。
新芽の季節に出てくる害虫駆除をニームオイルに託します。
ニームオイルの効果を検証してみました。
ニームオイルとは
インドのハーブで殺菌効果、抗酸化作用があり、インドでは昔から使われていて、最近は日本でもスキンケアや石鹸、歯磨き粉、シャンプーなどの商品があります。
無農薬栽培にも使われていて、虫には毒になるけど哺乳類にはほぼ無害。無害どころか上記のようにお肌や健康に良いとされています。虫だけに害があるなんて不思議です。
ニームオイルを使ってみた
苺やハーブの新芽にアブラムシ、葉っぱにはハダニが発生。特にハダニが多かったので葉っぱの裏側にいるハダニを携帯の拡大鏡アプリで見ながら綿棒で毎日潰していました。お陰で数は減ったものの、作業としては大変でした…
口に入れるものは出来れば無農薬で育てて収穫したい!そこで「ニームオイル」を使ってみる事に。
ニームオイルの使い方
ニームオイル本体に希釈倍率などの説明が書いてあります。
基本希釈倍率:500倍
問題発生時:180倍
問題発生時の倍率で薄めました。
これも書いてありますが問題発生時は、水1リットルにニームオイル6ミリリットルです。
この商品には透明の計量カップが付いているので便利です。
独特の臭いがあります。私は嫌いではないです^^
暖かい時期は蛇口からでる水道水をそのままの温度でも大丈夫です。水道水の温度が低くなったら少し温めた水を使ったほうがいいと思います。
下の写真は5月の暖かい日でしたが、上の方には混ざり切ってないオイルが浮いています。しっかり振り混ぜてから霧吹きの口を付けて散布しました。
早速、葉っぱの表側と裏側がびっしょり濡れるくらいにかけました。葉っぱの裏側にも散布するので葉っぱをサポートする手にもニームオイルがかかり、作業後に手を洗ってもニームオイルの臭いが残ります。気になる場合は手袋をして作業することをオススメします。
さて、この作業ですが、週に1回ペースでやってみました。
効果はあった!
2週目にはハダニの姿が見えなくなりました。
ハダニは元々水が嫌いなので、水をかけるだけでも効果があります。ニームオイル効果なのかハッキリしませんでしたが、その後もハダニを見なくなり、卵のような粒々も見なくなりました。
これは効果ありでしょう!ハダニがいなくなるなんて本当にうれしいです!
それからアオムシにも効果ありのようです。
シークワサーの葉っぱにニームオイルを散布していましたが、こちらで生まれたアゲハ蝶の幼虫は多少葉っぱを食べていますが全然大きくなりません。
ニームオイルが付いた葉っぱを食べた虫たちは食欲不振、脱皮阻害などになるそうです。
対してニームオイルを散布していないレモンで生まれたアゲハ蝶の幼虫たちは葉っぱをたくさん食べてスクスクと大きくなり、シークワサーで生まれた子たちと同時期なのにレモンにいる子は5齢幼虫になっている子もいます。
シークワサーにいる子たちはそのうち死んでしまうのでしょう。ミハナ家ではアゲハ蝶の成長を見守っているので、残念ではありますが仕方ないですね。
解決していない悩み
キノコバエです。「不快害虫」とは良く言ったものです。水やりのたびに飛び回るコバエは、何もされてないけど腹が立ちます。
プランターの土に腐葉土を使っているので、現在キノコバエが大発生しています。ニームオイルを撒いてから数が減ったような減ってないような…
そして、アブラムシ。こちらもまだ効果が見えません。ニームオイル散布後も動いていましたので。でもアブラムシの爆発的な増え方を考えると、そんなに増えてないような気もします。
もう少し頑張って散布してみようと思います。